全テキスト(1999年1月10日~現在)
エンダーのゲーム 発表から40年近く経つことが信じられないほど未だに新しい、もはやSFの古典と化した大傑作だけに、どう作ったところで原作原理主義者の脳内に蓄積された身勝手なイメージを超えられるわけはな…
殺狼奈禍(禍威獣と同レベルのセンス)を経て、noteにフィクションなどの感想を書くことが、個人的な習慣として定着してしまったようです。いま今年のぶんを数えたら、81個ありました。各記事を読み返しての…
ノア ラッセル・クロウが主役に配されている段階で史実なんてガン無視するし、原作なんて完膚なきまでに破壊するとあらかじめ宣言しているようなものだ。また、二度と見返したくない映画の十指に入る「レクイエム・…
アポロ13 劇場で見た際にも感動したのだけれど、それは話のスケール感とSFっぽさに対する漠然とした中身に過ぎなかった。今回あらためて視聴する機会を持ち、普段はまとまらない組織がひとつの大目標や危機の共…
MOON 良いSF作品の条件とは、若さと反体制と、何より人の孤独が描かれていることだ。この映画には、若さと反体制と、嗚咽にも似た孤独がある。監督がデビッド・ボウイの息子だというのだから、ちょっと出来す…
ミッション・インポッシブル4 あれから一年、本邦にとって記念すべき今日、塩漬けの核弾頭よりも稼働中の原子炉がずっと危険であることがわかり、核技術の流出よりも原発へのテロがはるかに現実味を持つようになっ…