マンデラの名もなき看守 ネルソン・マンデラが初めて映画化を許諾したというふれこみに、ドキドキしながら視聴を開始したのであるが、結論を申すならば小生の彼への評価が下がった。無論、元・名誉白人で政治嫌いの ……
シティオブゴッド ぼくは人嫌いだ。君がこころを告白をするとき、ぼくはぞっとして、ますます人間のことが嫌いになる。でも、リトル・ゼはこころを何も語らない。愛と嫉妬と怒りと悲しみの違いがわからなくて、友の ……
イントゥ・ザ・ワイルド 世の中の真理は実のところ簡単な標語のようなものだが、そこへ血肉の実感を通わせるためには死に近い場所をくぐりぬける必要がある。この映画には頭でっかちな我々が、現代をたいらげるため ……
WALL・E 永遠に生きれば死なないのに、愛は永遠より短い。人間嫌いでフランケンシュタイン好きの小生にとって、物語前半は呼吸が停止するほどの傑作であった。けど、宇宙に出て舞台が広がった途端にテーマが狭 ……
ワンダービット 氏の最高傑作。ストーリーテリングに対するおそらく劣等感から語り始めるが、次第に含羞が勝り物語が崩壊するという過程を幾度も見てきた。秀逸な短編の連続が、結果として長編を構成するというこの ……
度胸星 なんとか兄弟が流行っていると聞いたので、急遽追加である。前述の作品にせよ、なんとかネテスにせよ、宇宙という壮大さを舞台にしながらジャンルはホームドラマである。一方、度胸星はSFである。宇宙とい ……