マクロスフロンティア劇場版
(天狗の面をつけた全裸の男が革張りの椅子にふんぞりかえって)何が「ぶっといミサイル」じゃ! チンポやろが! 何が「このバリア破って」じゃ! 処女膜やろが! 何が「小腸」じゃ! 子宮やろが! 何が「腸内細菌」じゃ! 精虫やろが! どれもこれも、あからさまにセックスを連想させようとしすぎなんじゃ! そのくせ、ちいともエロないんじゃ(萎えた陰茎のアップ)! ちいとも回春せんのじゃ(膨らんだ陰嚢のアップ)! どうなっとるんじゃい(天狗の鼻のアップ)! いますぐここに責任者を呼ばんかい!
月: 2011年10月
輪るピングドラム
輪るピングドラム
誰かに届こう、わからせようという物語の、いかに醜く脆弱なことか。弱い物語は理解を得られた瞬間、消滅して意味を失う。理解されることが自己目的化したプログラムだからだ。強い物語は、不動の高みから人々を煽りたて、追い求めさせる 。そして作り手の胸の熾火に、触れるものすべては焼け落ちるのだ。西の情弱エリア在住のため、BDでの初視聴だが、第1話がすごすぎた。第2話以降も充分に群を抜いているのに、第1話があまりに研ぎ澄まされているため色褪せてみえるという凄まじさだ。棒高跳びの器具でハードル走をしなくてはならなくなった感じ。以後、情弱エリア在住の俺様の前では、ピングドラムのネタバレを禁止とする。