あるスキャンダルの覚え書き
配給会社がまたまたやってくれましたァァァァン! 売り方が無意識のうちにミステリー的ミスリードを作り出しているが、そのミスリードゆえに本来見るべき客層には届かないだろうという失策。ケイト・ウィンスレット萌えでなければ、あやうくこの名作を見逃すところでした。
小鳥猊下慈愛のようす
少女の小鳥猊下がはにかんだ微笑を浮かべて。
「3日くらいまで慈愛を行います。初めての方に説明しますと、基本的にすべての書き込みに返事をする、ファン感謝祭です。寂れた山のほこらに参拝するような気持ちでお気軽にどうぞ」
ラストキング・オブ・スコットランド
ラストキング・オブ・スコットランド
人食い大統領アミンの蛮行から、人を殺せる権力さえ手に入れれば、英語が汚くても大丈夫ということを学びました。そして、青年医師の人物造形が素晴らしすぎる。きっとみんなあんなふうに行動するぜ。
ヨーロッパの個人主義
ヨーロッパの個人主義
評論ではなく、私小説として読むべし。未だ認められざる者の噴き上がりが最高にロックだ。最近の復刻版あとがきに漂う権威臭に、長年の呪縛が解けました。その記念として君におすすめ。講談社版から読もう。