おもろないときは、わざわざおもろないといわんでええ。だまっときなはれ。いうたびにてきをつくるし、なによりあんたのくちびるがへる。
ただな、おもろかったら、そのおもろかったひゃくばいほどほめてやりなはれ。それはひとをそだてるし、いざゆうときみかたもできる。それがじんりん、ゆうもんでっせ。てれびはどぎついことばっかやりよるから、なんやみんな、いけずのわるばっかりかとおもうけど、よのなかしょうみのとこ、100のうち93くらいはじんりんなんやで。
あんたのすきなかるぴす、ありますやろ。もとのえきがいけずのわるで、みずがじんりんや。あじほどに、もとのえきはおおないんや。よのなか、かるぴすとおなじやで。よーお、おぼえときや。つまりな、あんたのまわりがしんとしづかなんは、じんりんをはずさん“じぇんとるめん”ばっかりがあんたをみとるゆうことや。あんたのこりくつほどにむずかしいことはあらしまへんで、たんにあんたのげいがおもろないゆうことや。
ありゃあ、なんでやろ、きゅうにいんでまいたくなったわ。ああ、くるし、ああくるし。くう。
おわり(制作・著作 NWO)