猫を起こさないように
スナック
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アニメ「スナック・バス江(1話)」感想

 タイムラインがよくない意味で沸騰しているため、興味を引かれてスナック・バス江の1話を見る。ここからは、「昭和の悪い倫理観と道徳感」の雰囲気をまとった居心地のよさが大好きなので、原作マンガは1巻から紙でぜんぶ持っている程度のファンによる感想になります。視聴中は、「原作の持つ時速200キロなハイテンポにリミッターをかけて、時速60キロまでスピード制限したようなアニメだなー」ぐらいの感想でしたが、インタビューに出てきた監督のご尊顔を拝見すると、思わずふきだしてしまうくらい、「まるで絵に描いたような、場末の飲み屋にいる遊び人のオジ」だったので、nWo史上ほとんど最速に近い答えあわせができました。

 時流に乗ってその、言わば共通テストの自己採点結果をお披露目しますならば、「陽キャのスナック愛と底抜けの行動力がなければアニメ化には至らなかったが、年齢層の異なる奇人変人を集結させるための舞台装置にすぎなかったスナックの解像度を高めすぎて、陰キャの作者と読者にとって太陽光をじかに浴びたアルビノのような反応を引き起こしてしまった」とでもなりましょうか。陰キャ諸君の側に立つ、アルコール耽溺なのにスナック嫌いの初老オタクとしては、1分動画エス・エヌ・エスに生体のテンポを調教されてしまっている令和キッズへ届かせるためには、ポプテピピックのアニメ化チームに作ってもらうのが最適解だったと考えていますが、2話以降にガラリとテンポや雰囲気を変えてくるしかけも充分にありえると思っているので、最終話までは口を閉じたほうが賢明な気がしております。

 あと、水割りを作る頻度の高さはエッキス(Qツッタイー)での指摘を見るまで気づきもしませんでしたが、人物の移動について下半身を映さず、上半身をピョコピョコ上下させることで表現する様子は、紙ずもうの力士みたいだなーと思いました。