今年で30周年をむかえる虚構作品の公式から、突然の大量供給があり、最近はひさしぶりに寝不足の日々を過ごしておる。なに、第27話、ほんとうによかったですね、まさか「気持ち悪い」発言の真意が聞けるとは思ってもみませんでした、だと? バカモノ! 昔の男との超絶技巧なセックスによる快楽が忘れられない妻に対して、ただ回数がまさればヘコヘコ・ファックでその記憶を上書きできると信じ、腐ったアムニオティック・フルイドーー古いど(笑)ーーに限りなく透明に近いスペルマを毎夜そそぎつづける、言わば頭のQるった還暦オヤジの妄言などをオレに聞かせるではないわ! とっとと貴様はミツオ・イソやヨシユキ・サダモトにドゲザ大政奉還して、破の続きからエスエフとしてリ・リメイクしてもらえ! 今年で30周年をむかえる虚構作品からの公式供給と言えば、DaibloII Resurrected: The Rise of Warlockに決まっておろうが! Resurrected発売から5年、Lord of Destructionから数えると25年ぶりに、まさかの新クラス「ウォーロック」が、ゲーム業界における真の伝説であるところのDiabloIIに追加されたのだ!
このクラス、初代ソーサラーと拡張キットであるヘルファイアの要素を本歌どりしながら、現在の環境へ自然になじむような絶妙の調整ーーApocalypse とか、ちょっと感動するレベルーーがなされており、金閣寺に火つけして全焼させた跡地に、3Dプリンタでプラ素材の再建立をするがごときシンエヴァとは異なって、オリジナルへのたしかな理解と尊敬、そしてなにより深い愛情を感じることができる。アイテム保管庫であるStashの仕様も抜本的に変更されており、武具箱にくわえて宝石箱とルーン箱が全キャラ共通で用意され、なんと99個までスタック可能となっている。これでもう、宝石とルーンだけをビッシリしきつめたカバンを持つ倉庫キャラを何体も作らなくてすむし、pubにpasswordつきのroomを作成して10分ほど待ち、何度か出入りして部屋が保持されたことを確認し、フロアに大量のアイテムをバラまいたあとに倉庫キャラであわててひろいにいくも、突然のサーバーダウンで全アイテムをロストする、あのヒリヒリした緊張感を2度と味わわずにすむのである。アイテム移動とセルフrushのためだけの2アカウント運用を、ここ20年ほど真剣に検討し続けている人間にとって、3千円のエキスパンション代はむしろ安すぎ、昨今の課金ゲーに対するおのれの行状を鑑みれば、最低3万円ほどは支払いたいくらいの劇的before/afterである。
つねづね「DianloIIは資産ゲー」と放言してきたが、全キャラ共通のStashが本体の鵜匠で、各キャラが一匹の鵜であるような世界観が、今回のバージョンアップを通じてあらためて可視化されたように感じている。「新エキスパンションと称しながら、Act6の追加がない」などという浅薄な指摘を見かけたが、まさに木を見て森を見ぬ、エアプ勢による頭のQるった妄言のたぐいである。ラダー開始直後のゼロ状態から、弱い装備でも一定の火力を期待できるソーサレスで資産形成をおこなうのが25年におよぶ常道だったところに、同じく魔法を駆使するウォーロックが新たなオプションとして提示されたと言えば、カンの良い未プレイの諸賢には伝わるのではないだろうか。すなわち、この新エキスパンションは新エリアの追加などにたよらないまま、ゲーム全体の体験を更新することに成功しているのである。おまけに、雑魚からボスまでのすべてを使役の対象とするBind Demonのスキルによって、既存の地獄テーマパークをそのまま活用したポケモン要素ーーAura厳選が楽しいーーまで入ってきており、トロフィー機能であるChronicleの追加とあいまってコレクター欲を強く刺激してくる。
とは言いながら、25年前のゲームではあるので、すべてのスキルを習得するレベル30までの道程は非常にダルく、ウォーロックによる興奮に目を輝かせてスタートした再プレイも、ACT3をソロで徒歩進行するあたりで両のマナコはにごった半びらきとなった。このままではいけないと、早々にpubのrushに乗っかってnormalとnightmareをスッとばすと、bot主催のbaalrunにもぐりこみ、レベル75で堂々hell入りーーナヴィアの「堂々ふいうち」の抑揚でーーすることとなったのは、もちろんDiabloIIのせいではなく、すべて小鳥猊下の不徳のいたすところである。ひさびさににぎわいを見せるpubの喧騒もうれしく、キャラ名Gandalfで入室したころ、”impossible, you fell!”のロールプレイから、中級ルーンでできた装備を無償で手わたされたのには、なぜかUltima Online時代の体験が思いだされ、ジンと目頭の熱くなるものがあった。そして、すべてのimmuneに対応してソロでhell進行可能なechoing strike Warlockの強さを存分に味わいながらも、やはり少年ジャンプ黄金世代の人間としては、「爆炎の魔術師」をやりたくなってくるわけである。たしか、immuneを無効化するcharmがあったなとwikiを調べると、本バージョンにおいて大幅にその入手難度があがったと書いてある。100時間で期待値1個、おまけに効果6種類からのランダムドロップになっていて、いよいよDiabloIIは500年を生きる長命種むけのゲームになってきたなと、絶望しておる次第である。
おまけに、DiabloII沼はハマると首まで浸かって出られなくなるため、エンドフィールドの重すぎるデイリーのことを考え、今回のラダーはウォーロックだけに注力しようと浅瀬でパチャパチャやっていたはずが、Titan’s RevengeとThe Oculusが続けざまにドロップし、投げアマとMFソサを作るためにpubのrush部屋を探してさまよっているという……DiabloII、文字通り悪魔のゲームやで!