猫を起こさないように
あいちトリエンナーレ
あいちトリエンナーレ

忘備録「表現が不自由な話」

 「アウチ!エリナトンレー」みたいな展示会で、小生の親族の写真a.k.a.御真影にダメージを与える行為を繰り返す人物が「父がインペリアル・ファミリーが嫌いだって言ってたからやったのに、ボクの作品を見たときの父の表情が曇ったので傷つきました」とか話しているドキュメンタリーを偶然目にした。親子間に生じた確執やトラウマを公共の場所で垂れ流すこととか、脳か身体にダメージがある人物の作成した何かを芸術と呼ぶのって、ホント、本邦の病を直截に表している事象だなー、と思いました。

 あと数年前、「ゆとり・エデュケーション」導入の旗振りをしたモンカ・ショウのエクス・ビューロクラットがヌース・ペパーでインビュータを受けているのを読んだ。「ずっと折り合いの悪かった父親から、深夜に塾帰りの小学生がコンビニ前にたむろしているのを見て、『おい、あんなことで日本の未来は大丈夫なのか』と言われたことがきっかけでした」みたいな内容が語られていた。親に認められたい、親に褒められたいだけの脳に深刻なダメージのある高学歴の人物が、親子間に生じた確執やトラウマを公の場所で解消しようとするのが、本邦のポリティクスの病理の正体だなー、と思いました。

 みんなトラウマ解消の作法として、ジョージ・ルーカスのやり方をもっと学んで欲しいと思いました。