「 Jam, Jam! MX7! 今週もまたD.J. FOODの”KAWL 4 U”の時間がやってきたぜ! それではいつものように始めよう、 Uhhhhhhhhhhhh, Check it out!
びっくらコきマラ! 空気も温み花も暗示的に咲き乱れ開放的になった婦女たちがたわわな双乳をぶるんぶるんふるわせながら町を我がもの顔で闊歩するのを電波でチャクラを解放されたお仲間が挿入を求めて襲撃するこのよき季節、特殊な嗜好を持った私なんぞはほころびかけたつぼみという修辞的表現を想起させる一定年齢以下の少女たちのする破廉恥さにこの世で一番の好物料理を目の前に出された人間のようにそれを口に入れた瞬間の悦びをより大きいものにするために幾度も幾度も舌なめずりをし自身の手のひらをにぎにぎと揉みしだいて自分をじらす毎日なんやけれども、びっくらコきマラ! まァ、あの頃の僕は今日より若かったものだから、ずっと若かったものだから時と場合によってデッサンの乱れから3~10メートルまで自在に可変する身体でマフラーをなびかせ巨大なナイフでもって世紀末の荒野を疾走する戦国武将のコスプレ集団と真っ正面からしばしば激突して彼らのほとんどを日曜の午後のほんの気晴らしに原型の推測できないミンチ状に丹念に切り刻んだものやったで! そしてちょっとした建物の三階ほどの長さの日本刀を振り回す刃物キチガイとことあるごとに互角に渡り合い、あるときは首を切らせ、あるときは首を切ってやったもんやったわ! あいつも今では某百貨店地下の食品売場で真面目に店員をやっとるんやから世の中わからんもんやね! 奥さんは男性にムチを使用することで破格の金銭をいただく職業についてるらしいで! こりゃもうびっくらコきマラ! さて、いつもの犬のようなおしゃべりはこのくらいにしといて、最初のお便りは練馬区のグンペイグンペイまたグンペイくんからだ! 『こんばんは、FOODさん。正体不明のテログループが各地の放送局とその関係者を無差別に襲撃しているというニュースを聞いたとき、僕はFOODさんが無事なのかどうかをまっさきに思いました。どうしてこんなひどい事件が起こるんでしょう。僕には想像もつかない。でもこの手紙をあなたが読んでいるということはあなたが大丈夫だったということですよね。どうぞ無理をなさらないで下さい。FOODさんの声が聞こえなくても、FOODさんが無事で生きていてくれるなら僕はそれだけで嬉しいんです』 びっくらコきマラ! そうそうそれやそれや、面白い話を言うのを忘れとったで。こないだの放送のときな、俺寝坊してしもて、なんでもっとはよ起こしてくれんかったんやっておかんに文句たれながらメシ喰うとったんや。ほんなら急にばかデカい音がするやん? 気がついたら持っとった茶碗のメシが真っ赤になっとるねん。 俺笑いながら、”おかん、どないしたんや。生理でも来たんか”言うて前見たらな、おかん首ないねん! 首からなんか漫画の管みたいのが出とってピューピュー血ィ吹いとんねん。そんでな、肝心の首はどこにあったかって言うとな、ええか、笑うなよ…なんとたんすの上の花瓶に乗っかっとったんや! 俺、メチャメチャおかしかってなぁ! つねづね俺みたいなオモロイ芸人のおかんがこんなただのオバハンやったらカッコつかんなぁ、思っとったんや。そのときのおかん、めっちゃ輝いとった。カネとれる芸やったわ。俺二時間くらいずっと転げ回って笑い続けてな、気がついたら病院のベッドの上におったんや……びっくらコきマラ! 続いて二枚目のお便りは…なんや、封書かいな…まったく迷惑極まりないで…(と、封を開けようとする。軽い破裂音)うわっ! び、びっくらコきマラ! (マイクから離れた遠い音声で)いや、大丈夫、まだ本番中だから入ってこないで。人差し指の爪が剥げただけだ…(調子を戻して)まったく、ええネタを仕込んでくれるね、ウチの聴視者さんは…ペンネームは、と。封筒燃えてもて読まれへんがな。ええとなになに、『これは警告だ。これ以上その俗悪な思想で民族の魂を汚すというのなら、君に近しい人間にまた消えてもらうことになる。君の罪を贖うために』 びっくらコきマラ! えらい時代がかっとんなぁ! エイプリルフールはもう過ぎとるで、きみ! 最後のお便りは大阪府在住の小鳥くんからだ! 『もうやってらんないっすよ、FOODさん。毎日毎日仕事仕事、家帰ってすることは眠るだけ。いいですよねえ、FOODさんは。マイクの前で一時間ほど馬鹿話して、ダベって金もらえるんですから。あ~あ、もうたまんないっすよ。やってられないっすよ』 びっくらコきマラ! (ぽつりと)…そうだね、そうかもしれない。
おっと、もうこんな時間だ! みんなからのお便り待ってるぜ! それじゃ、来週のこの時間まで、C U Next Week!」