猫を起こさないように
月: <span>2026年1月</span>
月: 2026年1月

映画「リバー、流れないでよ」感想

 正月休みに、気になっていた話題作「リバー、流れないでよ」を家人たちと視聴。まずざっくりとした印象を述べると、1980年代に全国各地の公立トップ校の学園祭で流されていた8ミリフィルムのような映画でした。大学時代を京都で過ごしたため、貴船一帯の風景をなつかしい気持ちで再訪した気分になれたのは、とてもよかったです。ただ、「ループ」「リープ」「ターン」「初期位置」など、ゲームやアニメに由来する用語を、作中の老若男女全員がほぼ説明なしに了解しているのには、ひどい虚構臭がしました。ループの周期が2分というのも短すぎて、家人の言葉を借りるならば「場面転換が頻繁すぎて、気持ち悪くなって」しまうほどです(90分の上映時間を2分で割ってみていただくと、未視聴の向きにもこの感覚は伝わるかもしれません)。「ループをまたいでも、全員の意識に連続性がある」というのは、主人公のみが記憶を保持する優越を楽しませる従来の作品群とは異なっており、すこし新しかったかもしれませんが、同時にループものである必然性とギミックの楽しさを薄めていたようにも思います。

 物語の終盤、「タクシーの交通事故」「板前どうしの刃傷沙汰」「作家先生の投身自殺」「猟師の猟銃自殺」と事件が続いて、いよいよ不穏な空気がただよいはじめ、うかうか「自分がループの原因である」と話した主人公のバカップルが、いよいよ猟師に射殺されるターン(笑)をまざまざと予期して、固唾を飲んで見まもっていたところ、物語は思わぬ方向へと急旋回します。いつものごとく盛大にネタバレしますと、ループ現象はあろうことか、未来人のタイムパトロールが乗ってきた、タイムマシンの故障によって引き起こされていたのです! 「乙女の祈り」「貴船の神隠し」の脳内キーワードでお話を理解しかかっていたので、アルコールが深めに入っていたことと、シアターが防音室である気やすさも相まって、「なんじゃそりゃ! ブチころがすぞ!」とかなり大きめの声で2回ツッコんでしまったほどです(家人たちはもう、慣れっこです)。冒頭に述べた「アマチュア学生の自主制作映画感」の8割ほどを、この”解決編”が醸成していると言っても、過言ではありません。

 あと、主人公の女優の挙動というか演技にかなりクセーー女が嫌うタイプの女?ーーがあり、画面に出ずっぱりである彼女を生理的に許容できるかも、本作の評価に影響をあたえるような気がしました。近い将来、アニメ化されそうな気配がビンビンにただよっており、ロケーションをのぞけば、そのくらい「ほとんどマンガ」な作品だと言えましょう。おわり。

ゲーム「FGO第2部終章」感想(レイド戦後)

 ゲーム「FGO第2部終章」感想(レイド戦まで)

 遅ればせに、FGO第2部終章クリア後の感想を述べます。敷いたバンズの上にレタスやパティやトマトをのせていき、どこまで具材を追加するかはシェフ次第で、いつフタのバンズをかぶせても完成できるハンバーガーのような物語構造であったことが、ついにあきらかとなりました。あらかじめ、このエンディングを用意ーー7年前くらい?ーーしていたからこそ、ほとんど野放図かつトンチキに「型月時空」の風呂敷を広げていくことができていたのだと、ようやく舞台裏のカラクリを目撃した気分です。いまは、バッターボックスで配球をゴチャゴチャ考えていたら、「球速180キロをほうれるピッチャーに、なんで変化球が必要なんだ?」とばかりに、ミットのど真ん中へ続けざまに豪速球が3つ投げこまれるのを、ただ見送った打者の心境になっています。最終回だからこそ語れる内容や、”その後”をかえりみなくていい展開など、有利な加点要素はかなりありましたが、私の中ではやはり奏章IIIに軍配があがります。ファンガスは、執拗に同じテーマとモチーフだけを語り続けている作家で、FGO第2部終章の結部には、これまでになかったほど率直に、それが表れているように感じました。すなわち、「本質的に、人は善行を為そうとする生き物である(結果として、その行為が悪に転じることはある)」「天才は時代に固有の孤島であり、世界のもといとなるのは、いつだって凡人たちである」「世界を救える立ち場に置かれたら、だれだって世界を救おうとする」という考え方がそれで、個人の主義主張にとどまらず、「人間社会の持つ、当然の枠組み」として真正面から語られるのです。「でも、受け入れられない人もいるのでは?」というおずおずとした問いかけに、「いまはわからなくとも、いつか受け入れなければならない」とまっすぐに目を見つめながら返答してくる感じで、これを”説教”ととらえる人がいるのは、よく理解できます。

 世界を救おうとしている人物へ、「毎朝のコーヒー1杯」や「悪夢から目覚める1秒」を与えるために、おのれの生命や人生を投げうてることを”至高の献身”と描くのは、充分に感動的ながら、どこか日曜日の特撮ヒーロー的であり、「だれを悪とし、なにから世界を救うのか」という今日的な問いからは、くり返されすぎたあまり、少しズレが生じているような気はしました。「人の歴史は、善と悪をくりかえしながら高い塔を築いており、いつかその先端でだれかが真理にたどりつく」という胸をうつ述懐も、文系由来の劣等感をこじらせた小鳥猊下には、「(ただし、理系に限る)」との注記がまざまざと見えます。宮崎翁が「ひとつの作品の寿命は30年」と看破したように、「積みあがらず摩耗して、時の流砂のうちへ埋没して消えゆく」のが、あらゆる文系的想像力のたどる末路ではないでしょうか(すいません、自分語りです)。そして、ファンガス本人はけっして認めないだろう、FGOを通じてたどりついた”テキスト界の大御所”へ、面とむかってはだれも言えなくなった批判に、「どれだけガワをたがえても、ヒロインの中身はみんな同じ」があります。いつだって、作中でもっとも残酷かつ悲惨な目にあわされるのが、「オレの至高で最愛なナオン」というわけです。もちろん、稀代のストーリーテラーであるファンガスに、他のキャラ造形や他の展開を書けないはずがありません。型月のヒロインたちは、くりかえされる作品テーマと同じく、彼/彼女の心に巣くうアニマを”逆”ファム・ファタールーー必ずひどい目にあうのでーーとして、「全人類は残らずこの凌遅刑を、魅力的と感じるべきアルよ!」とばかりに渾身の筆で出力した存在であり、性癖に駆動された激しい衝動によって、そう書かずにはおれないのです。

 なんだか全体的にディスってるみたいになってきましたが、小鳥猊下にとってのディスりはファンガスのヒロインいじめと同質のものであり、レイド後の終章をプレイ中はずっと泣き続けていましたし、いまも大きな喪失感にFGOアプリをなんとなく起動しては、すぐに終了させることをくりかえしております。すでにお伝えしているように、率直な読後感としては「エロゲーのノーマルエンド」であり、「ストーム・ボーダーによる脱出直前の、ダビンチちゃんの呆け顔」みたいな、回収されていない伏線とおぼしきものも散見されますので、いつになるかはまったくの不明ながら、もういちど「ドンデンがえしのトゥルーエンド」が語られるような気がしてなりません。ともあれ、10年間をほぼ毎日ログインして、ログボ入手とAP消費をすませて5分ほどでログアウトするコトリ・ゼム・ゲイカa.k.a.コトリゲイカ・ブルーフィルムは、ファンガスのこれまでの旅路をことほぐとともに、ホヨバにバトンをわたしてのFGOリメイク発表を心待ちにするものであります。

雑文「2025年のnWoテキストまとめ」

 なぜか一昨年より続いてしまっている、非虚業従事者による虚構への理不尽な難癖であるところの「週刊・小鳥猊下」ですが、いまカウントしたら今年は53本ありました。フィクションへの感想と見せかけながら、かなり精密な情動のライフログになっており、やめどきを逸してしまったなと感じております。それでは、ゆるゆると2025年をふりかえってまいりましょう。各記事の紹介に付記する星マークの5段階評価は、作品ではなく自分のテキストに向けたものです。

凡例:★★★★★(5点・最高)
   ★☆☆☆☆(1点・最低)

No.01:ゲーム「原神第5章5幕・灼烈の反魂の詩」感想 ★★★★☆
 大陸産の原神と出会い頭の事故を起こしてから3年半が経ちますが、毎日ログインは継続しております。FGOは昨年の正月にうっかりログインを忘れ、3,483日で記録は途絶えました。

No.02:劇映画「孤独のグルメ」感想 ★★☆☆☆
 食しか興味のない中年男性たちに、クールでユーモラスな自認をあたえてしまった罪深い作品。家人が作業中のBGVとして、くるったようにテレビ版をリピートしており、心配になります。

No.03:雑文「学園アイドルマスター、あるいは篠澤広について」 ★★★★★
 格闘技で少女が男性を圧倒するなど、現実世界に危険な影響をおよぼしかねないフィクションが横行する中、数学や物理の分野でならあるいはと思わせてくれるバランスがうまいです。

No.04:映画「機動戦士ガンダム・ジークアックス」感想 ★★★★★
 オタク文化が歴史と化しつつあることの証左となる作品だったと思います。彼らを虐げていた70代以上が現世から退場することで、Qアンノ世代の神格化は完成するでしょう。

No.05:漫画「メダリスト(12巻まで)」感想 ★★★★☆
 作家の類型には「憑依型」「溺愛型」「俯瞰型」の3種類があると思ってるんですけど、完全なる「溺愛型」と判明しました。ヨネヅのアホはどういう了見であちこちに尿をかけてんの?

No.06:雑文「少女漫画について」 ★★★★☆
 マシュマロを経由した匿名ファンからの問いかけに応える形で書かれたテキスト。おのれの来歴を確認する良い機会となりました。キミも物怖じせず、どんどん小鳥猊下に話しかけよう!

No.07:漫画「ダイヤモンドの功罪(7巻まで)」感想 ★★★★★
 完全なる「俯瞰型」の作家だと言えるでしょう。この作品に出会ったことで、野球なる遊戯がいかに昭和時代を占有していたかを思いだしました。休載が多いのだけは、心配です。

No.08:漫画「二階堂地獄ゴルフ(6巻まで)」感想 ★★★★★
 引き伸ばしの悪癖は、ストーリーが思いつかないからか、少ない労力で原稿料を得たいからか、いったい何に起因するんでしょうねえ。福本版アオイホノオ、本気で期待しています。

No.09:アニメ「機動戦士Zガンダム」感想 ★★★★☆
 ゼータのほうが上等だと思っていたので、びっくりするほどつまらなくて、ビックリしました。アッシマー?が強すぎるのと、終盤で北斗の拳みたいなオーラが出るのに、笑いました。

No.10:ゲーム「モンスターハンター・ワイルズ(下位クリアまで)」感想 ★★★★☆
 ルックスは最高なのに、プレイするほどガッカリ感のつのる、不思議なゲーム体験でした。なぜか東大修士卒で総代をつとめたという女性にスキをつけられ、ビックリしました。

No.11:ゲーム「モンスターハンター・ワイルズ(HR100まで)」感想 ★★★☆☆
 なぜか今年、もっとも読まれた記事がこちらです(いま確認したら、5,000viewほどありました)。おそらく検索エンジンの上位にいたせいですが、中身はたいしたことないです。

No.12:雑文「M. Wilds and J. AYASEGAWA」(近況報告2025.3.19 ★★★★☆
 平井大橋の特異性をヘンリー・ダーガーになぞらえたのは、本当に慧眼だったなと自画自賛しております。一般読者との交流も付記されており、もっと小鳥猊下に声をかけましょう。

No.13:アニメ「全修。」感想 ★★★☆☆
 1話はおもしろかったのですが、全体を通して見れば、「なんでこんなん作ったん?」としか言えない仕上がりでした。きっと、小鳥猊下の同人誌もそう思われて……るわけないやろがーい!

No.14:雑文「虚構ガッカリ日記」(近況報告2025.4.3 ★★★☆☆
 アニメの出来が悪いせいで原作がとばっちりの罵詈雑言をあびた、かわいそうなケース。でも、正直なところ、もう群像劇と化した「終わらない物語」をたしなむ時間も気力もありません。

No.15:アニメ「アン・シャーリー(1話)」感想 ★★★★★
 赤毛のアンという作品が、本邦においてどう受容されてきたかをひもときながら、モンゴメリの人生にやさしくよりそう名テキスト。押入れの草稿であるnWoは、いつ日の目をみますか?

No.16:ゲーム「崩壊スターレイル第4章・安眠の地の花海を歩いて」感想 ★★★☆☆
 最後の最後でFGOの野郎がぜんぶカッさらっていった感がありますが、今年は個人的に崩壊スターレイル・イヤーでした。オンパロス編は、SF好きなら読んでおくべきでしょう。

No.17:アニメ「チ。」感想 ★★★★★
 この作品に対する各人の評価は、そのまま「フィクションの誠実さ」に対する踏み絵となってる気がします(C教だけに)。大学教員とおぼしき人物から激賞されたのが、印象に残っています。

No.18:ゲーム「オブリビオン・リマスタード」感想 ★★★★☆
 ここに記述したオブリビオンに対する感覚って、どのぐらい同意を得られるものなのでしょうか。生真面目な本邦からは絶対に輩出されない、西洋文明の精髄みたいなゲームだと思います。

No.19:雑文「J. METATRON and D. SHINKANSEN」(近況報告2025.5.8 ★★★★☆
 先日、FGOの各章にランキングをつける毒舌noteを楽しんでいたのですが、奏章IVに高い順位をつけるのを見た瞬間、「ケッ、その程度の審美眼か」と読むのをやめてしまいました。

No.20:漫画「住みにごり(7巻まで)」感想 ★★★☆☆
 6巻まではまちがいなく面白かったので、本質的に「終わった物語」にいつまでも未練を残さず、稲中卓球部の人みたいに、どんどん異なる設定で新作を発表していくべきでしょう。

 あけましておめでとうございます。
 ことしもよろしくおねがいします。
 じあいはつづいており、なにとぞ。

No.21:アニメ「アポカリプスホテル(6話まで)」感想 ★★★★☆
 個人的に2025年のベストアニメ。でも、1クール12話って、ストーリーものを語りきるには短すぎると思います。ちょうどいいと感じたのは、オッドタクシーぐらい(あれは、ミステリーか)。

No.22:映画「ミッション・インポッシブル:ファイナル・レコニング」感想 ★★★★☆
 CGがアクションを置換したあと、AIが役者を置換しつつある現在、映画制作の根本的かつ不可逆な変化にむけた、生身の人間による最後のリベリオンという印象を持ちました。

No.23:ゲーム「Clair Obscur: Expedition 33」感想 ★★★★★
 気むずかし屋のファンガスもニッコリの、フランス産JRPGという矛盾を実現する存在。はてなダイアリーで「暮らし」カテゴリのブックマークがついたのは、おもしろかったです。よく読めてる。

No.24:映画「トラペジウム」感想 ★★★★★
 アイマスやラブライブに代表される「アイドル至上時空」の外側を2次元でやったらどうなるかという思考実験。それはつまり、我々の現実なのですが、東ゆうの言動にすっかり感情をやられてしまいました。

No.25:アニメ「機動戦士ガンダム・ジークアクス(11話まで)」感想 ★★★☆☆
 Qアンノの介入により曲がった部分は確実にあると思っていますが、それなしではここまでの瞬間最大風速的なネットバズをえられなかったことも、また事実だと言えるでしょう。

No.26:アニメ「機動戦士ガンダム・ジークアクス(最終話)」感想 ★★★☆☆
 結果として、なぜ自立しているのかもわからないほど少ない骨格をパズル的に組みあわせ、奇跡的に自立してまった作品という印象です。ガンダムへの苦手意識は、深まりました。

No.27:映画「28年後」感想 ★★★★★
 やはりヨーロッパからユーラシアまでを舞台にすべきだったし、シンジ君はエヴァ初号機でウナゲリオンを相手に大立ち回りをすべきだったし、オルガマリー所長は生還すべきだったと思います。カタルシスを外すな!

No.28:ゲーム「エルデンリング:ナイトレイン」感想 ★★★☆☆
 いま読み返すと、メチャクチャ塩味がきつくてビックリする。まんま過去資源を再利用したナイトレインがゆるされるなら、ワイルズも本来の構想を実現したMMOバージョンをリリースしましょう。

No.29:雑文「Apocalyptic STARRAIL and Continuous GQX」(近況報告2025.7.10 ★★★☆☆
 直近に接種した複数のフィクションへの印象がミックスアップされたテキストを出力しがちなのは、小鳥猊下の悪癖であると同時に持ち味でもあると思っています。

No.30:映画「スーパーマン」感想 ★★☆☆☆
 レックス・ルーサーへとむけられた同情のまなざしは、とてもよく書けていると思いながら、中盤以降に「が」を連続で使用しすぎており、読み返すと、おのれの不才に恥ずかしい気持ちでいっぱいになります。

No.31:映画「鬼滅の刃・無限城編第一章」感想 ★★★★★
 キメツの超ヒットを通じた社会時評としては、かなりいいセンをいっていると自負しております。「善は言語化不能であり、行動によってしか可視化しない」のは、真理の一端でしょう。

No.32:ゲーム「メタファー:リファンタジオ」感想(開始35時間) ★★★★☆
 いつのまにかJRPGとJFANTAZYが陥ってしまった、完全なる袋小路を象徴するような作品。半島と大陸で次々と超新星爆発が起きている状況に、目をつむり耳をふさいだ結果が、これ。

No.33:映画「教皇選挙」感想 ★★★★★
 こういう作品に寄せられる激賞を見るたび、「キリスト教の色眼鏡」が西洋人の精神にとって、いかに自明なものかを再発見します。なぜか、体調不良の頻繁な作家さんに反応されました。

No.34:ゲーム「メタファー:リファンタジオ」感想(クリア後) ★★★★☆
 まったくの部外者による余計な憂慮が、ついには制作者の係累にまでおよぶという、近年の小鳥猊下節を煮詰めたようなテキストになっています。完全版商法、またやるんですかねえ。

No.35:雑文「STARRAIL Odyssey and METAPHORIC Student Activism」(近況報告2025.8.24 ★★★☆☆
 物語として最高潮をむかえつつあるオンパロス編へのうらやみ、そして、全共闘から受けとった思想バトンを殴り棒として無邪気にふりまわす者へのうらみ。

No.36:ゲーム「都市伝説解体センター」感想 ★★★★☆
 恨み節はダラダラと長くなりがちなので、このくらいのサイズでカラッと洒脱に感想をまとめるのが、今年の目標です。トリックの性質上、マルチメディア展開はむずかしそうですが、がんばってほしいです。

No.37:アニメ「瑠璃の宝石」感想 ★★★★★
 ちょっと説教臭いのがタマにキズですが、よく書けているんじゃないでしょうか。男性オタクの諸君は、特に女性たちへ作品を薦めるとき、ここに書かれている視点をつねに意識すべきだろうと思います。

No.38:雑文「FGO第2部終章・ファンガス最新インタビューに寄せて」(近況報告2025.9.13 ★★★☆☆
 日々の執拗なエゴサによって、数少ないファンからの間接的な言及に応える形で書かれたテキスト。何かを褒めるのに、何かを下げるのはやめるべきですね。

No.39:ゲーム「マシンチャイルド」感想 ★★★★★
 たかだか駄作をディスるだけの目的に、至高の生活感情を美麗なテキストで投入してしまうのが、小鳥猊下の悪癖ですね。リトルリーグ相手に全力投球するショーヘイみたいなものです。

No.40:アニメ「劇場版チェンソーマン・レゼ篇」感想 ★★★★☆
 「映画になってない」とまで、ボロクソにこきおろしたのに、興行収入100億円を突破ですって。一瞬、おのれの審美眼を疑いかけましたが、シンエヴァを思いだして安堵しました。

No.41:ゲーム「ボーダーランズ4」感想(少しFGO ★★★☆☆
 ストーリーをクリアして、さあやりこむぞとなったところに、ドラクエ2が入ってきて、興味を失ってしまいました。起動しても、なんぼもさわらずログアウトしてしまいます。

No.42:雑文「V. Saga, M. Lion and H. Diver」(近況報告2025.10.13 ★★★★☆
 「本邦における棋士のあつかわれ方の特別さ」にはあこがれと同時に、IQテストのようなパターン認識能力がAI時代において賢さの指標となるのかという疑念もあります。

No.43:映画「国宝」感想 ★★★★★
 少年と少女への愛は、「時間とともに失われる」という意味で可換性があります。自分の好きなものについて、まったく瑕疵のないよう取りあつかうべきだという近年の風潮には、まったくついていけません。

No.44:ゲーム「サイレントヒルf」感想 ★★★★★
 かつては、商業ベースの作品と同人的なるもののあいだに明確な隔壁がありましたが、ここ十年ほどで急速に両者の境界が壊れはじめた感覚を持っています。その象徴みたいな作品と言えるでしょう。

No.45:ゲーム「原神・Luna2」感想 ★★★☆☆
 はじめて原神にふれた当初にくらべると、大幅にテンションは下がってきております。その理由は小鳥猊下というより、ホヨバ側の変容にあると思っていたのを、言語化してみました。

No.46:ゲーム「ドラクエ2リメイク」感想(開始25時間) ★★★★☆
 あらためて読み返すと、好印象の8割ぐらいをサマルトリアの妹が形成していますね、これ。1回目のプレイで満足してしまったので、3のときのようにPC版MODには手をだしていません。

No.47:ゲーム「ドラクエ2リメイク」感想(クリア後) ★★★★★
 おのれの来歴にからめた、ホーリー遊児へ送る心からのエール。2のシナリオ大改変とエンディングのしかけを喜びながら、3の出来がもっとマシなものだったらと思わずにはいられません。

No.48:ゲーム「崩壊スターレイル第4章・明日は昨日に」感想 ★★★★★
 きじのとちゅうにある「ふわふわあま~いパンケーキのおみせ」のくだりをテキストサイトのりぜんかいでかいてゲラゲラわらってたのに、ネットみんのはんのうはぜつむでぜつぼうした。

No.49:ゲーム「ドラクエ1リメイク」感想 ★★★★☆
 ここまで評価がまっぷたつに割れるのは、めずらしいのではないでしょうか。個人的には「ドラクエはだれでも楽しめる王道RPG」を逆手にとった数々のイヤがらせに、心底ゲンナリさせられました。

No.50:映画「陪審員2番」感想 ★★★★☆
 ふだんはイイネをくれないような人たちからの反応があり、うれしかったです。今年の目標として「かたよりのない虚構摂取」をかかげておきますが、実現する可能性は低いと言わざるをえません。

No.51:雑文「Mario, Pokémon and Switch2」(近況報告2025.12.14 ★★★★☆
 「買う必要のないものを衝動的に買っても、生活に困らない程度の経済力」が引き起こした悲劇。任天堂の顧客でありたいと願いながら、それは郷愁に過ぎないことを痛感しました。

No.52:ゲーム「原神・Luna3」感想 ★★☆☆☆
 年末の繁忙期に、「週刊・小鳥猊下」をキープするために無理やり書いた埋め草であり、全体的にテキストは荒れていて、アイデアも既視感が強いです。”運命の確定”問題は、FGO第2部終章にも強く感じました。

No.53:ゲーム「FGO第2部終章」感想(レイド戦まで) ★★★☆☆
 感動して成仏するファンがあまりに大勢を占めたから、ファンガスも満足しちゃったんじゃないの? 目の肥えていない”ご見物”の反応を見て、トゥルーエンドは必要ないと判断したのでしょう。

 はい、これで53記事ピッタリ。さすが小鳥猊下、アルコールの量をセーブしたことが、功を奏しましたね。慈愛はもうしばらく継続しますので、お気軽にお声かけください。