猫を起こさないように
年: <span>2008年</span>
年: 2008年

ディスタービア


ディスタービア


「中2病洋画」などというジャンルを仮構すれば、まさにこれがそれであろう。大人の君が視聴すれば雑な運びに眩暈を訴えるだろうが、十代の男子が視聴することを想定して製作されていると考えるべきである。その意味で、この容貌の人物を主人公に選んだのは絶妙と言わざるをえない。十代の男子の、さらに特定の自意識へ向けてこの映画の面白さは最大化するのだ。トリニティが母親なのもポイント高いぞ!

ペガーナの神々


ペガーナの神々


本邦のファンタジー作家が致命的な影響を受けているがゆえに口を閉ざし、口を閉ざすがゆえに最近の知名度は下がるばかりである。破滅を内包した日本人好みの世界観が剽窃され、レスペクトの表明とネタバレがイコールになるのが沈黙へ拍車をかけるのか。萌え不自由なこの身ですが、黎明王女が私には人生最大の萌えです。あと、最新の版でもまだ誤植が直ってなかった。この世に愛はあるのかい?

28日後…


28日後…


低予算のB級感が全体的に炸裂しているが、無人のロンドンには心動かされた。「朝起きたら、街に誰もいなくなっている」類の世界の滅亡は、東洋だけの夢想ではなかったのだな。無人のニューヨークを見たい場合はアイアムレジェンドだが、高予算のあちらは低予算のこちらを擁護したい何かに満ちている。

スリザー


スリザー


ゾンビ映画の変形。パロディないしオマージュ作品として視聴しましょう。触手や粘液が女子をアレするとアレする君にもおすすめだ。特に、エンディングの脱力ぶりが最高だぜ!

タロットカード殺人事件


タロットカード殺人事件


「キャラ萌え洋画」などというジャンルを仮構すれば、まさにこれがそれであろう。ストーリーなんざ、ただの飾りですよ! ミステリーだけど。あと、白人女性の下半身はなぜあんなに太くなるのか。

愛しのローズマリー


愛しのローズマリー


毎度毎度きわどい題材を扱いながら、ギリギリのところで嘘や偽善に落とさないバランス感覚に感心させられるのだが、人によっては一線を越えていると考えるのかしら。君はどう思う?

天外魔境II


天外魔境II


「よく調整されたデータは殴られれば痛みを感じるし、貧乏は身に滲みる」。丹念に町人の会話を読み込むことで立ちあがる人間の狂気。不死身の主人公たちを相手にしなければならない敵方の苦悩。まるで、某有名大作RPGへ向けた返歌のよう。わずかの自主規制は残るものの、ようやく完全なバランスで遊べます。

シッコ


シッコ


ノリは演歌。誘導しまくり。フランスを見せてからキューバへ行くんだぜ! でも泣ける。

FUCK


FUCK


ドキュメンタリーにも関わらず、製作者の批判的誘導がないのは珍しい。なので、豆知識集として楽しむのが正解でしょう。日本語でこれに該当する言葉ってないよな。