猫を起こさないように
日: <span>2005年11月2日</span>
日: 2005年11月2日

すっごいこと、見つけたんだ!

成人向けの商業目的ではない冊子などを閲覧する際、如何なる理由か頻繁に目に入る「ああッ、中に出てる…!!」や「熱ゥい!」という例の語群についてだが、おそそは入り口から奥へと向かうにつれて無感覚になってゆく器官なので、虚構内で男性を昂進させるためだけの、現実には不可能な様式美に過ぎぬ。震える指で挟んだ煙草の先端ではなく吸い口の方へ火をつけようとしている、そこの貴君に忠告申し上げているんですよ。

正直なところ、私の頭の中はいつもこういった小粋なピロウトークに満ちあふれている。更新が間遠になればなるほど、次の登場の際には諸君の高まりに高まった期待を裏切らないような大長編をぶち上げねばならぬと強迫する私の神経症的性向さえ無ければ、いつだって赤裸々な下ネタだけで、両手へ開いた日の丸扇子に下ばきをつけぬまま、顔面を覆い隠した両指の隙間から期待に視線をギラつかせる諸君の眼前へ、例のブツをまろびださせながらまろびでることができるのです。

裏話をする。「生きながら萌えゲーに葬られ」は上記のような持ち前の精神的疾患に促されてのこともあるが、それ以上に、当ホームページ内に記述されたすべてを総決算的にまとめてみようと意図した部分がある。その意味では多分にバイオレンスジャック的更新であると言うことができよう。しかし、またこうも考える。自分の中にあるすべてを解体しようと書き始めたものが、その果てに何か解体しきれぬものを残すのだとすれば、それはたぶん私にとって、「希望のように」映るのではないか。

ミクシィ管理者によって検閲されるべき単語を一語も含まぬ清純な内容に、困惑しながら記述を終える。