アベンジャーズ
「スーパー!」の理解を深めるために併せて見るべき、同時上映の前半部分、前座的な大作と言える。この集大成のために作られた様々のマーベル・ヒーロー映画のおいしいところを、ロバート・ダウニーJrのキャラクターがすべて持っていってしまっており、アイアンマン番外編と称した方がしっくりくる仕上がりだった。冒頭で巨大空母が宙を舞うシーンを見て、なんか既視感あるなー、なんだったかなーと考えていたらエヴァQだった。気づいた途端、ボロボロと涙がこぼれてきて、どれほどひどく爆破されても傷ひとつつかない(CGだから?)、墜落する素振りすら見せないヴンダーに比べて、なんて作劇上の緊張感があるんだろうって、やっぱりこの国のフィクションはハリウッドには絶対に勝てないんだって、悲しくなったの。