ミルク
人種差別に対する抵抗は生殖とコミュニケーションを前提とするため、公民権運動への共感を自然に得ることができた。同性愛差別に対する抵抗はコミュニケーションを前提とするため、公民権運動への理解を条件つきで得ることができた。しかし、二次元や幼形を愛することへの差別に対する抵抗は生殖とコミュニケーションのいずれも前提としないがゆえに、公民権運動へは広がりようがない。在野のハーヴィ・ミルクたちへ告ぐ、ただ潜伏せよ。ネットで行われる論議の声高さに関わらず、この闘争に勝利するべき理はどこにも存在しないのだ。